震災を乗り越え活動再開「文化琴と読み聞かせの会 さくら」
- 2013年05月07日16時50分 更新
2010年より岩手県釜石市にて、文化琴と読み聞かせを組み合わせたユニークな公演を、地域の子育て支援センターや保育所などを中心に行っている「文化琴と読み聞かせの会 さくら」。震災後、一時休止していた活動も、子どもたちの笑顔を取り戻したいという思いから、2ヵ月後には活動を再開。現在も、精力的に子どもたちに元気と笑顔を届けています。
そしてこの度、その活動が「岩手日報」にて、記事が掲載されました。
先日、この「さくら」代表で釜石市内で文化琴教室を開いている中村ひろみさんより、心温まるお手紙と「絆 文化琴」と題した手作りのアルバムが届きましたので、ぜひ皆様にご紹介したいと思います。
お手紙
抜粋 ───
私は、3.11の大津波の時、車に積んでいた文化琴と共に、九死に一生を得ました。きっと、お琴が私を守ってくれたんだと思います。
やさしい音色は、その後も私自信をはじめ、釜石の疲れ、傷付いた人達を癒し、和ませ、楽しませています。家族や、地域の人達を結びつけてくれました。
私は、お琴の音が大好きです。文化琴は、小さなお琴だからこその技がたくさんあって、気軽に持ち運べるので、仮設住宅の慰問にぴったりだし、嫌味がありません。
手に取りやすい楽器です。私はこれからも山田先生の下 精進していこうと思います。
私に生きる力を与えてくれた文化琴の魅力を、焦らず、しっかりと、自分らしい形で、伝えていきたいと思います。
文化琴は最強です。
文化琴を造って下さって ありがとうございました。
岩手県釜石市 中村ひろみ